機械工学科について

学科の特色

実際に機械を分解したり、製作したりする中で、機械で起こる現象やその性質を学びます。

機械解剖

実際にエンジンなどの機械を分解して、機械がどのように作られているのかを学びます。

特色

機械解剖

 「機械解剖」は1年次に学ぶ必修科目です。学生が自分で機械の分解・組立を行い、機械装置について学びます。この科目は、(1)教員による講義、(2)学生が主体となって行う実験実習、(3)パソコン演習等で構成されています。実験実習では、2~3人単位で構成される班に分かれ、「小型4サイクルエンジン」などを使います。
まず、講義形式により4サイクルエンジンの基礎を学びます。次に、各班に1台ずつ配布されたエンジンを分解します。エンジンを分解する過程では、弁機構の測定など幾つかの実験課題があります。その後、分解したエンジンを組み立てます。これまで、学生諸君が熱心に取り組んだ結果、すべてのエンジンがほぼ無事に元通りに組み立てられ、正常に動作しています。
この科目を履修することにより、機械に関する基本を学ぶことができます。

MデザインB

「機械に関するイメージづくり」ができるように、実験、解析等、講義で学ぶ内容を実体験します。

特色

MデザインI

 「MデザインB」は、実験やコンピュータを使った作業を通して、講義で学ぶ内容を実体験できる「機械に関するイメージづくり」を目指した科目です。授業では、1班を5名程度のグループとして、以下の2つのテーマについて実験・解析等を行います。概略は以下の通りです。

○物体の運動と流体の運動を理解することを目的とし、より多くの水を遠方の容器に流し込む方法を考えていきます。ノズルから流れ出す水の速さ、ノズルから放出されたあとの液の運動について、測定方法を考えて実験をしながら調べることから始めます(写真1)。

○材料の変形や強度について理解することを目的とし、実験を行います。まず、紙の破断について調べます(写真2:左)。また、ゴムなどを用いて、材料の変形について調べます(写真2:右)。最後には、曲げに強い梁を各班で考案・製作し、耐荷重を調べます。

MデザインC

ロボットの設計・製作に必要となる知識を講義で学び、様々な小型ロボットの設計・製作を行います。

特色

MデザインI

 「MデザインC」では、実際に小型ロボットの設計・製作から制御までを行います。ロボットの設計・製作に必要となる知識を講義で学び、2人で1台の様々な小型ロボットも設計・製作します。また、C言語により制御プログラムを作成し、ロボットを動かします。授業の最後には、製作した各ロボットによるパフォーマンスを評価します。
 この科目では、ロボットの設計・製作・制御を通して、機械工学科で学ぶ専門科目の理解を深めることができます。