機械工学科ならではの機械の基本について学ぶための1年次の実習科目です。学生自身でエンジンなど機械装置の分解・組立作業を行い、ものに触れながら機械の仕組みを学ぶことができます。また、ねじなどの機械要素や工具の使い方も学ぶことができます。
どのようにものを作っていくのかを、自ら体験することで学ぶ1年次の必修科目です。この科目は、自分の体を動かしながら、加工する機械の種類や方法、加工の精度などを学び、機械に慣れ親しむことができます。実習の一部で、自分で機械を動かして円柱状に金属を削ったり、自分でデザインした文字や絵などをプログラム入力して刃物で削っていきます。ほかにも、金属材料同士を溶かして接合する溶接加工、きわめて滑らかな面を削り出す精密加工、材料の熱処理など、神奈川大学が持っている様々な工作機械と高い技術力を持った指導員のもとで、実習をしていきます。
ものづくりの世界では、図面を通して設計者と製作者の間で正しい情報が伝達されなければなりません。2年次では、手書きで図面の描き方や読み方を学ぶことができる「機械製図」と、コンピュータを使って図面の描き方を学ぶことができる「CAD/CAM I」という科目があります。また3年次には、3次元的な物体の設計に役立つ3D CADを学ぶことができる「CAD/CAM II」という科目もあります。
「機械実験」は、機械工学科で学ぶ専門科目の理解を深めることを重視した3年次の必須実習科目です。実際に自身で手を動かしながら実験を行うことで、実体験をもとに、3年次までに講義で学んできた4力(材料力学・機械力学・流体力学・熱力学)+制御などの様々な知識を身に着けることができます。そして、実験を行った後はレポートとして報告を行うことでより深い理解とともに、人に伝える能力を育むことができます。