4年生 濱崎綾子さん

工学部機械工学科を選んだ理由を教えて下さい

中学3年生のときに、担任の理科の先生へ「はやぶさ」の模型を作成し、プレゼントした経験がきっかけです。 その理科の先生は、よく私たちに「はやぶさ」のDVDを授業で見せてくれていたのですが、 卒業式で「先生へ何か思い出に残るような贈り物を渡したい」そう考えたときに、「はやぶさ」の模型を作ってプレゼントしようというアイデアが浮かんだのです。 「はやぶさ」を作成するにあたり、図書館で本を読んだり、DVDを参考にしたりしながら模型を製作していたのですが、 それがとても楽しくて、そのころから自然と「将来はロケットやものつくり に関して学びたい」と思うように。
そのような出来事をきっかけに、ものつくりを学べる神奈川大学の工学部機械工学科を志望するようになりました。 入学後は、迷わずロケットのエンジンや燃料タンクに関する講義や研究を選択。 1年生のときに、ロケットの打ち上げに初めて参加したときのことは今でも鮮明に覚えています。 エンジン燃焼の迫力を間近に見ることができてとても感動しました。 講義以外では宇宙ロケット部にも所属し、大学生活を通して自分の学びたかったロケット分野に思う存分携わることができて、とても充実した4年間になりました。

神奈川大学の工学部機械工学科の魅力とは?

自由に自分の好きなことを学べる環境が整っているところです。 講義の種類も多岐に渡っていますし設備も充実しているので、自分の興味のある分野をしっかりと極めることがでます。 私はロケット以外にも図面の作成や設計に興味があったため、それらに関する講義はすべて受講しました。 実際に自分で強度計算をしながら図面を描いたり、パソコンを使って3Dモデルを作ったりすることができて、とても楽しかったです。

将来はどんな人になりたいですか?

私はこれまでのロケットに関する研究や、図面作成の講義などを通して、「モノの設計には必ず意味がある」ということに気づくことができました。 寸法・部品ひとつひとつに意味があり、そこに「なんとなく」は存在しないと思うのです。 春からは部品メーカーへの就職が決まっています。 メーカーでものつくりに携わる際には、部品の設計ひとつひとつに意味を見出すことのできるエンジニアになりたいと思っています。 また図面を作成する際には、その先にいる部品を加工する方々にとって分かりやすく、伝わりやすい図面を描けるよう心掛けていきたいですね。 社会人になっても、機械工学科で得られた学びや気づきを存分に活かしていきたいと思っています。